視神経乳頭陥凹拡大 阪急京都線西院駅シャトルバス約5分 やまだ眼科

【視神経乳頭陥凹拡大】 

視神経乳頭陥凹拡大と緑内障について

視神経乳頭陥凹拡大とは、眼の奥にある視神経の入口部分、いわゆる「視神経乳頭」という場所の中央のくぼんでいる部分(陥凹)が、通常よりも大きくなっている状態を指します。眼科での診察や健康診断、人間ドックの眼底写真撮影で指摘されることがあります。

健康な目でも、視神経乳頭には小さなくぼみ(陥凹)があります。このくぼみが大きくなると、緑内障という眼の病気のサインである可能性があります。緑内障は、眼圧と言われる眼の中の圧力が視神経乳頭のくぼみの部分にかかり、そこを走行する視神経がダメージを受けてくぼみが拡大し、神経が損傷された結果として視野が欠損する病気です。眼圧が高くなると視神経がダメージを受け緑内障になりやすくなりますが、眼圧がそれほど高くなくても視神経が弱い方はダメージを受け緑内障になることがあります。日本人の約9割が眼圧が正常範囲内である正常眼圧緑内障と言われています。

視神経乳頭のこのくぼみ(陥凹)が大きくなっていることを指摘された場合、緑内障の早期発見の一助となることがあります。早期に発見し治療を始めることで、視野欠損の進行を遅らせることができる可能性が高まります。

当院では視神経乳頭陥凹拡大、緑内障の精密検査は予約で行っております。人間ドックや健康診断で視神経乳頭陥凹拡大を指摘された場合は、電話で精密検査の予約を取ってからご来院ください。